訪問看護とは

住み慣れたご自宅で、快適な療養生活が送れるように、看護師や理学療法士がご自宅に訪問し、主治医やケアマネジャーと連携して、ご家族も含めてサポートさせていただきます。

訪問看護をご検討ください

  • 病気や障がいがあっても、住み慣れた家で暮らしたい方
  • ご自宅で必要な医療的ケアを受けたい方
  • 最期までご自宅で過ごしたいと希望されている方

訪問看護をご希望なら

かかりつけ医師が訪問看護を必要と認めた場合は、どなたでもご利用いただけます。

朝の申し送り風景エコー研修を終えて
朝の申し送り風景エコー研修を終えて

スタッフの活躍ぶりを紹介

日本訪問看護財団

公益財団法人 日本訪問看護財団の30周年記念特設サイトにて、「あなたのまちの人明かり」の第2弾「10年連続新卒看護師採用&誰も辞めない 訪問看護ステーションの魅力とは」と題して、スタッフの活躍ぶりをご紹介いただいております。

30周年の画像をクリックしていただけると、特設サイトがご覧いただけます。

介護保険による訪問看護

対象者

  • 介護保険の被保険者で、要介護認定を受けた方
  • 40歳以上65歳未満で特定疾病の方

導入までの流れ

  1. 居宅介護支援事業所(ケアマネジャー)、または、地域包括支援センターへ相談
  2. 訪問看護の利用申し込み(訪問看護ステーションに連絡)
  3. 医師から訪問看護指示書発行(1割負担:300円、2割負担:600円を医師へ支払い)
  4. 訪問看護導入

介護保険の利用料金概要

  • 表の上段は10割、下段は1割負担の利用料です。
  • 早朝は6〜8時、昼間は8〜18時、夜間は18〜22時、深夜は22〜翌朝6時です。
1)【要介護】看護師の訪問看護
20分未満30分未満1時間未満1時間超過
昼間3,558円5,304円9,218円12,610円
355円530円921円1,261円
早朝
夜間
4,436円6,616円11,509円15,745円
443円661円1,150円1,574円
深夜5,304円7,928円13,799円18,881円
530円792円1,379円1,888円
1)【要介護】理学療法士の訪問リハビリ
20分40分1時間
昼間3,336円6,672円9,040円
333円667円904円
1)【要支援】看護師の訪問看護
20分未満30分未満1時間未満1時間超過
昼間3,436円5,081円8,896円12,187円
343円508円889円1,218円
早朝
夜間
4,281円6,338円11,108円15,223円
428円633円1,110円1,522円
深夜5,126円7,594円13,310円18,247円
512円759円1,331円1,824円
1)【要支援】理学療法士の訪問リハビリ
20分40分
昼間3,224円6,449円
322円644円
2) 加算
利用料算定回数等
初回加算(1)3,892円初回のみ
389円
初回加算(2)3,336円初回のみ
333円
緊急時訪問看護加算6,672円1ヵ月に1回
667円
専門管理加算2,780円1ヵ月に1回
278円
特別管理加算(1)5,560円1ヵ月に1回
556円
特別管理加算(2)2,780円1ヵ月に1回
278円
ターミナルケア加算27,800円
2,780円
3) その他の費用
  • サービス提供にあたり、必要となる利用者の居宅で使用する電気、ガス、水道の費用は別途ご負担ください。
  • 死亡後のエンゼルケア(亡くなられた方への最後のケア)は、自費22,000円が必要です。
  • ガーゼ・綿球・テープなどの衛生用品は、実費をいただきます。

利用料金の例1

Aさんの場合

  • 85歳 女性 認知症・左大腿頸部骨折(術後)
  • 週1日(1回につき60分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、食事状況の確認と指導、皮膚のケア、排泄ケア、介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
要介護要支援
訪問看護 4回/月36,872円35,584円
緊急時訪問看護加算6,672円6,672円
合計43,544円42,256円
負担額

要介護の利用者は、1割:4,354円/2割:8,708円

利用料金の例2

Bさんの場合

  • 78歳 男性 直腸がん(術後) 人工肛門
  • 週1日(1回につき60分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、食事状況の確認と指導、ストマ管理、内服管理、介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
要介護要支援
訪問看護 4回/月36,872円35,584円
緊急時訪問看護加算6,672円6,672円
特別管理加算(2)2,780円2,780円
合計46,324円45,036円
負担額

要介護の利用者は、1割:4,632円/2割:9,264円

利用料金の例3

Cさんの場合

  • 70歳 男性 脳梗塞後遺症・認知症 経管栄養(胃瘻)
  • 訪問看護:週1回(1回につき60分の訪問)
  • 訪問リハビリ:週1回(1回につき40分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、排便コントロール、陰部洗浄、胃瘻管理、内服管理、筋力訓練、座位・立位訓練、ADL訓練、介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
要介護要支援
訪問看護 4回/月36,872円35,584円
訪問リハビリ 4回/月26,688円25,796円
緊急時訪問看護加算6,672円6,672円
特別管理加算(1)5,560円
合計75,792円68,052円
負担額

要介護の利用者は、1割:7,579円/2割:15,158円

医療保険による訪問看護

対象者

  • 介護保険による訪問看護の対象外の方
  • 介護保険対象者の方でも次の方は医療保険の対象者です
    1. 厚生労働大臣が定める疾病等の方
    2. 急性増悪等により一時的に頻回の訪問看護を行う必要がある方(特別訪問看護指示書が必要。月1回14日間が限度。厚生労働大臣が定める方は月2回)

導入までの流れ

  • 訪問看護の利用申し込み(訪問看護ステーションに連絡)
  • 医師からの訪問看護指示書発行(1割負担300円、2割負担600円、3割負担900円を医師に支払い)
  • 訪問看護導入

医療保険の利用料金概要

金額は10割で表記しています。

1) 療養費と加算
費用
訪問看護基本療養費(1)
(1回の訪問につき)
5,550円(週3日まで)
6,550円(週4日以降)〜厚生労働大臣が定める疾病等
訪問看護基本療養費(2)
(1回の訪問につき)
同一建物居住者
同日2人まで
5,550円(週3日まで)
6,550円(週4日以降)〜厚生労働大臣が定める疾病等
同日3人以上
2,780円(週3日まで)
3,280円(週4日以降)〜厚生労働大臣が定める疾病等
訪問看護基本療養費(3)
在宅療養に備えた外泊時
8,500円(入院中に1回)
〜厚生労働大臣が定める疾病等は、入院中に2回
訪問看護管理療養費
(月の初日)
13,230円 機能強化型訪問看護管理療養費(1)
訪問看護管理療養費
(訪問2日目以降)
3,000円
24時間対応体制加算
(1ヵ月につき)
6,800円
訪問看護医療
ベースアップ評価料(1)
(月の初日)
780円
情報提供療養費
(1ヵ月につき)
1,500円
必要時のみ加算
市町村の求めに応じ、厚生労働大臣が定める疾病などの
利用者に係る保健福祉サービスに必要な情報提供
2) その他の加算(病状によって下記の料金が加算されます)
金額算定条件
特別管理加算
(1ヵ月につき)
状態により
2,500円
または
5,000円
特別な管理が必要な利用者を対象に算定(留置カテーテル、在宅酸素などの使用や、人工肛門を設置している方など)
長時間
訪問看護加算
(週1回まで)
15歳未満の超重症児
または準超重症児は
週3日まで
5,200円特別指示書指示期間の利用者、特別管理加算を算定している利用者へ、90分を超えて訪問看護を提供した場合に算定
緊急時
訪問看護加算
(1日につき)
2,650円
2,000円
24時間対応体制加算を算定している利用者へ、緊急時に主治医の指示で計画外の訪問看護を提供した場合に算定
2,000円は月15回目以降の場合
乳幼児加算
6歳未満
(1日1回)
1,300円
1,800円
乳幼児の利用者へ、訪問看護を提供した場合に算定
1,800円は厚生労働大臣が定める疾病等の場合
複数名
訪問看護加算
4,500円
(看護師)
3,000円
(看護補助)
厚生労働大臣が定める疾病等の利用者、特別指示書期間中の利用者、特別な管理を必要とする利用者を対象に算定
難病等
複数回訪問加算
(1日につき)
4,500円
(2回訪問)
8,000円
(3回以上)
厚生労働大臣が定める疾病等、または、特別訪問看護指示書の交付を受けた利用者を対象に、1日に複数回訪問看護を提供した場合に算定
早朝・夜間加算2,100円夜間(18時〜22時)、または、早朝(6時〜8時)に、訪問看護を提供した場合に算定
深夜加算4,200円深夜(22時〜6時)に、訪問看護を提供した場合に算定
訪問看護医療
DX情報活用加算
(1ヵ月につき)
50円訪問看護の実施に関する計画的な管理を行い、質の高い医療を提供した場合に算定
退院時
共同指導加算
(1ヵ月につき)
利用者の状態に応じ
月2回を限度
8,000円退院時に病院職員と共同で指導を行った場合に算定
特別管理
指導加算
2,000円退院時共同指導加算を算定する利用者が、厚生労働大臣が定める状態等にある場合に算定
退院支援
指導加算
(週4日以上の訪問)
6,000円
8,400円
厚生労働大臣が定める疾病等、及び、厚生労働大臣が定める状態等の利用者に、退院日に訪問し指導した場合に算定
8,400円は90分以上または複数回の合計時間が90分を超えたとき
在宅患者
連携指導加算
(1ヵ月につき)
3,000円通院が困難な利用者を対象に、月2回以上医療関係職種間で共有した診療情報をもとに指導を行った場合に算定
在宅患者緊急時等
カンファレンス加算(1ヵ月につき2回)
2,000円関係する医療関係職種等が共同でカンファレンスを行い、共有した利用者の診療情報を踏まえ、療養上必要な指導を行った場合に算定
ターミナルケア
療養費
25,000円主治医と連携をもとに、在宅で看取りの看護を実施した場合に算定
3) その他の費用
  • サービス提供にあたり、必要となる利用者の居宅で使用する電気、ガス、水道の費用は別途ご負担ください。
  • 死亡後のエンゼルケア(亡くなられた方への最後のケア)は、自費22,000円が必要です。
  • ガーゼ・綿球・テープなどの衛生用品は、実費をいただきます。

利用料金の例4

Dさんの場合

  • 80歳 女性 腎臓癌(末期)
  • 週2日(1回につき60分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、疼痛管理、内服管理介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
項目金額
基本療養費44,400円5,550円×8回
管理療養費13,230円月の初日(1回目)
21,000円3,000円×7回(2〜8回目)
訪問看護医療
ベースアップ評価料(1)
780円月の初日
24時間対応体制加算6,800円
訪問看護医療
DX情報活用加算
(1ヵ月につき)
50円
合計86,260円10割の金額
負担額
  • 1割:8,630円/2割:17,252円/3割:25,880円(1の位は四捨五入)
  • 病状によって、「2)その他の加算」が算定されます。

利用料金の例5

Eさんの場合

  • 76歳 男性 胃癌(末期)、経管栄養(胃瘻)、膀胱留置カテーテル、後期高齢者医療保険
  • 週5日(1回につき60分の訪問)
サービス内容

病状・全身状態の観察、留置カテーテルの管理、経管栄養、皮膚のケア、排便コントロール、疼痛管理、内服管理、マッサージ、口腔ケア、介護状態の相談と指導、医師との連携、他サービス提供者との連携 ほか

利用料金(10割)
項目金額
基本療養費66,600円5,550円×12回(週3日目まで)
52,400円6,550円×8回(週4日目以降)
管理療養費13,230円月の初日(1回目)
57,000円3,000円×19回(2〜20回目)
訪問看護医療
ベースアップ評価料(1)
780円月の初日
24時間対応体制加算6,800円
特別管理加算5,000円留置カテーテル管理
訪問看護医療
DX情報活用加算
(1ヵ月につき)
50円
合計201,860円10割の金額
負担額
  • 1割:20,190円/2割:40,370円/3割:60,560円(1の位は四捨五入)
  • 病状によって、「2)その他の加算」が算定されます。